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【浅煎り】エチオピア アナソラ アナエロビックナチュラル/ Ethiopia Anasora Anaerobic Natural (200g)
¥2,500
火星とコーヒーとして初めての※アナエロビック精製コーヒー豆の取り扱いになります! ワインのように芳醇で奥行きのある風味が広がり、プルーンやブルーベリーの果実感が重なります。飲み進めるにつれ、アフターには赤系ラズベリーを思わせる甘酸っぱい余韻が顔を出し、複雑で移り変わる味わいが楽しめます。アナエロビック特有のクドさは無く、ちょうど良いバランスかと思いますので、ぜひお試しください。 ※アナエロビック精製とは、密閉タンク内で酸素を遮断し、嫌気的(アナエロビック)な環境で発酵させる方法です。従来のナチュラルやウォッシュトよりも発酵がコントロールされ、フルーティーでワインのような複雑な風味が生まれます。 生産者: Small farmers around Anasora village 生産地: Shakiso, Guji 標高: 1900-1950m 品種: Heirloom プロセス: Anaerobic Natural フレーバー: Prune, Raspberry, Wine, Complex カフェイン: あり ---- アナソラ・ウォッシングステーションについて ---- アナソラ・ウォッシングステーションは、エチオピア・グジ北西部シャキッソ郡、標高1900mに位置しています。グジはオロモ族に由来する地域で、豊かな森林と火山性土壌、昼夜の寒暖差により、個性的で高品質なコーヒーが生まれる名産地として知られています。5.2haの敷地に12基の発酵槽と280台のアフリカンベッドを備え、収穫期には周辺300軒以上の小規模農家からチェリーが集められます。選別を徹底し、グレード1を目指した品質管理が行われています。アナエロビック・ナチュラルでは、チェリーを短時間乾かした後、バルブ付き袋で酸素を遮断し、10日間の嫌気性発酵を実施。pHや香りを確認しながら進められ、その後20〜30日かけてアフリカンベッドで乾燥させます。この丁寧な工程と豊かな自然環境が、ワインのように複雑でエキゾチックな風味を形作っています。
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【浅煎り】ケニア ニャンジャ ウォッシュド/ Kenya Nyanja Washed (200g)
¥2,300
ブラッドオレンジの鮮やかな酸味とカシスのような濃厚な果実感。口いっぱいに広がるジューシーさは、まさに「これぞケニア」と言いたくなる一杯です。 生産者: Nyanja Factory, Baragwi FCS (Farmers Cooperative Society, ケニアの生産者組合) 生産地: Muyinga District 標高: 1600-1800m 品種: SL 28 / SL 34 / Batian / Ruiru 11 プロセス: Washed フレーバー: Blood orange(ブラッドオレンジ), Black currant(カシス), Juicy カフェイン: あり ケニア山麓の肥沃な土壌と豊かな自然に抱かれたキリニャガに位置するニャンジャファクトリーは、国内最大規模を誇る生産者組合・バラグウィFCSの一員として運営されています。この組合は15,000人を超える生産者と12のファクトリーから成り、責任者が定期的に異動する仕組みを持つことで、知識や経験を全体で共有し、どのファクトリーでも高い品質基準を維持しています。こうした組織的な取り組みは、ケニアコーヒーの評価を支える大きな要因となっています。 ニャンジャに持ち込まれるチェリーは農家によって丁寧に収穫された後、工場で厳しく選別されます。果肉を取り除いたパーチメントは発酵槽で一晩かけて発酵させ、ミューシレージを自然に分解。その後は清らかな水で洗浄し、比重選別によるグレーディングを経て、タンクでのソーキングが行われます。最後はアフリカンベッドで8〜14日間かけて乾燥され、じっくりと仕上げられます。この一連のプロセスは、ケニア特有の明るさと奥行きを兼ね備えたコーヒーを生み出しています。 1,300を超える小規模農家と組合の知恵が集まり、世代を超えて受け継がれる技術と共同体の力が、ニャンジャファクトリーのカップを支えています。
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【中浅煎り】ブルンジ ニャギシル ウォッシュド/ Burundi Nyagishiru Washed (200g)
¥2,100
みかんのような優しい甘さと、穏やかな果実感が広がります。後口には甘い緑茶を思わせるまろやかな余韻が続き、じんわりとした甘さが心地よい一杯です。派手さはありませんが、このじんわりとした甘さは毎日飲みたくなります。 生産者: Small farmers around Nyagishiru washing station 生産地: Muyinga District 標高: 1500-1700m 品種: Bourbon プロセス: Washed フレーバー: Sweet green tea, orange, Floral カフェイン: あり ブルンジ北東部・ムインガに位置するニャギシル・ウォッシングステーションは、近年注目を集めるエリアの一つです。コーヒーの生産量は豊富でありながら精製所は少なく、大きな可能性を秘めています。首都ブジュンブラから車で約4時間、緑豊かな田園風景が広がるこの土地は、豊富な水資源と降り注ぐ日差しに恵まれ、コーヒー精製に理想的な環境が整っています。乾燥が比較的早く進むことも特徴で、きれいで雑味のない味わいを生み出します。 このステーションに持ち込まれたチェリーは、まずフローティングタンクで浮力選別され、未熟豆などを取り除きます。その後、手作業での選別と計量を経て、パルパーで果肉を除去。ドライファーメンテーション8時間とウェットファーメンテーション8時間の二段階を行い、さらに水路で洗浄と比重による4段階のグレーディングを実施します。ミューシレージを完全に除去するために24時間のソーキングを行った後、陰干しでのプリドライとハンドソーティングを経て、アフリカンベッドで11〜15日間かけてじっくり乾燥させます。